意欲ある農業経営者への挑戦

佐渡市 本間 進

 私は自動車の専門学校を卒業後整備業界で自動車の整備士として勤務してきました。
 しかし、父も初老の年代となり父が苦労して築いてきた農業の基盤を父の代で終わりにするのはとてももったいないと感じ、そして何より自分の采配で成功へ導くことはできないかと考えるようになりました。
 父が今まで築いてきた経験と経営資源をもとになんとか農業で成功したい、経営者になる以上経営の知識は絶対不可欠と思い、整備士として働きながら大学へ通いました。

 大学での出会いは、色々なものがありました。
 キャリアアップのため、あるいは大学を卒業して新たな分野で挑戦したい方々は仕事をもち、休みを削って大学へ通っています。スクーリングに通うたびに自分もがんばらなければといつも元気と勇気をもらってきました。
 今現在の農業を取り巻く環境はかつてないぐらい厳しい状況です。しかしそのなかでも成功されている方はいます。
 今現在はお米の生産・販売のみですが、今後は無農薬薑の栽培にも取り組んでいく予定です。
 自分が今まで積み重ねてきたものを最大限に活用し今後の農業の発展に貢献していきたいです。

産業能率大学通信教育課程を卒業して

長岡市 中村 正樹

 私は、平成21年10月に産業能率大学通信教育課程産業力ウンセラーコースに1年次入学し、今年の3月に無事卒業することができました。
 入学した当時は、仕事の関係で、上越市(高田)に在住していましたが、2年ほど前に地元の長岡市に13年ぶりに戻って来ました。
 入学した理由は、仕事をしながらでも学びやすいシステムが構築されている本学で、当時興味があった経営学,経済学,心理学およびカウンセリングなどを学び、大学卒業の資格を取得したいと思ったからです。
 また、マネジメントや心理学関係の知識・スキルを修得し,中々思い通りにいかない自分を知り、コントロールしたいと思っていました。
 ところが,冒頭で無事卒業と述べましたが、4年間で卒業することができず、半年間留年してしまいました。
 マネジメントを学びながら、自分をマネジメントできなかったことは、お恥ずかしい限りです。
 しかし、自己責任・自己管理により、仕事やその時々に興味・関心のあることにも挑戦しながら、自分で選択した科目を自分のペース学習し、単位を取得して、自分のスケジュールで卒業できるのが通信教育のメリットであると思います。
 産能では,20科目(40単位)のスクーリングを受講しました。
 本学での週末を中心とした朝から夕方までみっちりの3日間の面接授業は大変でしたが、通信教育のみでは得がたい、いろんなものを得ることができました。
 私は、今年の4月から産能入学当初からの目標どおり,大学院へ進学することができました。
 現在、地元の長岡技術科学大学専門職大学院技術経営研究科システム安全専攻の学生として、土日を中心に自宅から車で15分程度の距離を通学して、学んでいます。
 今後も「単なる学術の習得のみに終わらず広く世界に目を向けほかの意見を尊重し自分をいつわらない誠実な人格の形成に努力する」という本学建学の精神を胸に刻み、微力ながらでも地域・社会に貢献いきたいと思っています。